電動キックスケーターひき逃げ、ルール厳格化か

23歳の女性が電動キックスケーターでひき逃げをした疑いで逮捕・送検されました。この事件は、東京・渋谷で発生し、女性は歩道を走行中に60代の女性に衝突し、ろっ骨を折るケガをさせたうえ、立ち去ろうとした疑いがもたれています。
電動キックスケーターは、2019年に道路交通法が改正されたことで、一部規制が緩和されました。基準を満たすなどすれば、“運転免許がなくても”利用できるようになりましたが、販売店は「おもちゃではないです。きちんとした車両です。運転するときは運転する前に交通ルールをしっかり勉強するべき」と呼びかけています。
 
一方パリ市では法規制が進んでいます。
パリ市は、2023年9月1日から電動キックボードのシェアリングサービスを禁止しました。4月に行われた投票で、この問題について意見を述べた人々のうち90%以上が禁止に賛成したため、この決定が下されました。この禁止は、フランスの首都での負傷者数と死亡者数が増加していることに対する反応です。パリ市内にあった約15,000台の電動キックボードのうち、8月31日までに残っていたものはすべて撤去されました。
 
日本での法運用は、今後どうなっていくのでしょうか。
 
 
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